47.探し物進まず
「一件は埋め立てたあと、もう一件は近くの山が削られて近くに道路ができてしまった……か」 報告結果を読み、溜息を吐く。カリ館長に探してもらった候補地は、情報が昔のものだとはいえ、なかなか期待が持てそうだと思っていた分、がっかりしてしまう。「ど…
夢小説 恋ぞつもりて 羅小黒戦記 色も无き花に香りを染めしより
46.微熱風に吹かれ
彼女は、館に馴染めない妖精のために住処を探すという大仕事に取り掛かっていた。その妖精は、少し前に私が任務で捕えた妖精だった。湖に近づいた人間がその妖精に怪我をさせられていた。殺しまではしていなかったが、人間たちが大がかりな討伐を検討し始め…
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45.江心嶼
お茶を飲み終わって、席を立ち、五馬街を通り過ぎる。バスに乗って、さらに移動した。その先には、甌江が流れている。省内で二番目に大きい川だ。その中に、江心嶼は浮かんでいる。甌江蓬莱と呼ばれる美しい島だそうだ。そこへは、フェリーで移動する。チケ…
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44.五馬街
温州人は商売上手だという話がある。五馬街は、そんな温州最大の繁華街だ。歩行者天国になっていて、車は通れないようになっている。古い町並みを残しながら、新しいものや西洋的なものが混じっている。昔ながらの店があるかと思えば、ファストフード店があ…
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43.手合わせ見学
一通り館の中を見せてもらいながら、経営についてや最近の妖精たちについて話を聞き、とうとう外の広場に辿り着いた。そこではまだ妖精たちが手合わせをしていた。私たちが到着したとき、ちょうど无限大人が灰色の毛皮を持った虎のような妖精と向かい合って…
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42.偶然の出会い
「ふうむ、そうだなあ……」 相談に現れた私に、楊さんも顎を摩って悩んでしまう。「少々、要求が多いんだよなあ……」「そうですねえ……」 ずっと住むことになる場所なのだから、こだわるのは当然だ。けれど、彼女が望むような素敵な場所が、あといくつこ…
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41.共に
「うーん……」 積みあがった本と書類に囲まれて、頭を抱えて唸る。机に突っ伏して唸っていたら雨桐がチョコを差し入れしてくれた。「見つからなそう?」「うん……なかなかね……」 深緑さんの新しい住まい探しは捗っていない。暗礁に乗り上げる……という…
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40.風息公園
動物園から館の近くの駅まで帰ってきて、そこでお別れかと思ったら、空の色を見てから、无限大人が私の方を見た。「風息公園を、知っているか」「あ……はい」 もちろん、名前は知っていた。どういう騒動があったのか、そこに无限大人が関わっていたことも…
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39.内緒の話
一通り周って、池の傍に行くと、フラミンゴの形をしたベンチがあった。そこがフォトスポットとなっているようで、人が集まっている。家族連れもいるけれど、カップルの方が目立つかも。 私たちの傍にいたカップルは指を絡め合って、身体を密着させて人目も…
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38.お弁当
動物園の敷地はかなり広い。集められた動物の種類も豊富だ。「小黒は、動物園初めて?」「うん! テレビで見たことあるよ。いろんな動物がいるんでしょ! パンダとか!」「ここにはパンダはいないな」 期待に満ちた言葉に否定が帰ってきて、小黒は一瞬口…
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37.動物園
蘇州の上方山森林動物園へは、駅からバスで向かうことになった。昨日は雨だったから心配していたけれど、無事に晴れて、気持ちのいい天気になった。少し早起きだったからか、小黒は珍しく行きのバスで眠っていたけれど、着いたらぱっと目を覚まして元気に歩…
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36.微笑の気配
夢の余韻は数日晴れなかった。実際に告白したわけじゃないのに、本当に振られてしまったような気分になってしまって、立ち直れない。夢でこうなるんじゃあ、本当に振られちゃったらもう生きていけない気がする。本当に、どうしてここまで思いつめちゃってる…
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