59.君でよかった
无限大人は小黒を私のベッドに寝かせる。小黒はぐっすりで、全然起きなかった。そっと扉を閉めて、リビングに戻る。无限大人が椅子に座った後、私はそわそわしてしまって、お湯を沸かすことにした。「お茶、飲みますか?」「ああ。頼む」 お水をやかんに入…
夢小説 恋ぞつもりて 羅小黒戦記 色も无き花に香りを染めしより
58.カレーと笑顔
「これでいいだろうか」 无限大人が見せてくれたじゃがいもはとてもきれいに切れていた。「はい! ばっちりです!」「次は、たまねぎかな」「お願いします」 私が剥いたたまねぎを見付けて、无限大人はとんとん、と軽快にカットしていく。この手つきを見て…
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57.みんなでお料理
「どれ買うの?」 小黒が率先して売り場を回り、无限大人がカゴを持ってくれる。カレーの材料を一緒に買って、うちで食べることになってしまった。二回目だからもう慣れたかというとそんなことはもちろんない。しかも買い物まで一緒にできるなんて、これって…
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56.休日に
休みの日、買い物に出かけていると電話が掛かってきた。无限大人からだ。どきどきしながら電話に出ると、元気な声が耳に飛び込んで来た。『小香! 今日お休み? 今何してるの?』「小黒? 今出かけてるよ」『ほんと? ぼくたちも出かけてるんだ! 小香…
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55.強さの源
「无限大人~!」 館を歩いていると、女性たちの黄色い声が聞こえてきて、足を止めた。入口の方で、人だかりができている。よく見えないけれど、あの中心にきっと无限大人がいるんだろう。妖精たちの中には深緑さんのように、无限大人をよく思っていない妖精…
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54.限りある時間
「あっ……无限大人!」 職場に彼が姿を現すのは久しぶりで、思わず嬉しくなって出迎えに行った。「こんにちは」 无限大人はにこりと微笑んで挨拶してくれる。「今日はどうしましたか?」「うん。楊に用事だが、君は今忙しい?」「いえ、そんなには」 无限…
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53.再会とパスタ
翌日は休日だったので、小黒と一緒にアパートで无限大人のお迎えを待つことにした。无限大人はお昼ごろに訪ねて来た。「師父!」 インターホンが鳴ったので、小黒が玄関に飛び出していく。小黒はそのまま无限大人に抱き着いた。「おかえりなさい!」「ただ…
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52.寄り添う温もり
无限大人はそれから数日間戻ってこなかったので、その間毎晩小黒はうちに来た。朝ご飯を一緒に食べて、一緒に館に行って、私は職場、小黒は館の人たちのところへ別れ、帰りに小黒を迎えに行って、一緒にアパートに戻る。毎晩何を作ろうかわくわくして、小黒…
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51.お泊り
館を歩いていると、欄干の上に座る小黒の後ろ姿が見えた。「小黒。何やってるの?」「あ、小香」 小黒はぱっとこちらを振り向くけれど、なんだか元気がないように見える。「どうかした?」「今、師父任務に行ってるんだ」「そっか。小黒、今一人なの?」 …
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50.家族のこと
「君のところは、家族仲がいいんだな」 いろいろと笑い話を思い出していたら、家族の話が多くなった。それを聞いていた无限大人は、そんなふうに言ってくれる。「そうですね。ごく普通の家庭でしたけど……。両親とも兄弟とも、仲がよかったです」「君が長女…
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49.視線の意味を
「小香」 久しぶりに私を呼ぶ声に、心がふわりと飛んでいきそうになる。「お待たせしました、无限大人」 小走りで駆け寄って、並んで歩く。今日は、小黒は一緒じゃないそうだ。仕事がようやく落ち着いてきて、一息つけるようになったころ、无限大人からまた…
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48.二十六秒の通話
深緑さんの要望を叶えるためには、今のやり方では時間が掛かりすぎる。もっと、たくさんの情報が必要だ。それを集めるために何ができるだろう。数日悩み、これならいけそうだということを思いつき、楊さんに交渉に向かった。「小香、今日はどうしたのかね」…
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