夢小説

64.外灘

 外灘へは三輪タクシーを捕まえて行くことにした。その座席は大人二人が並んで座ると少し窮屈で、小黒は无限大人の膝に収まった。「狭くないか?」「大丈夫です……」 右側がぴったりと无限大人に密着してしまい、心臓の鼓動が聞こえてしまうんじゃないかと…

62.豫園

 最近、暖かいというよりは暑いくらいな日が続くようになり、夏が近づいてきた実感が湧く。それなりに歩くだろうからパンツスタイルで、上は涼しいゆったりとした丈の長めのシャツにした。 いつも通り駅前で二人と待ち合わせる。今日は私の方が早かった。時…