夢小説

1.誕生日

「そういえば、もうすぐ誕生日だっけ」  雨桐に言われて、あ、と思い出す。カレンダーを見たらあと一週間ほどだった。「去年はまだ知らなくて祝い損ねちゃったからね。今年はお祝いするよ。何かほしいものある?」「えー、うれしいなあ。なんでもいいよ」 …